投稿

043 誕生日(2021)

043 誕生日(2021)

 お母さんのいない誕生日を迎えたよ。 もう一月だね。でもなんだか全然寂しくないよ。 いつもそばに感じてるからね。 まあこの年になると誕生日もどうでもいいんだけど今年は特別だね。 親より先に死ぬのは親不孝だと昔から言うけどまさか俺がこんな形で親孝行達成だよ。 全然うれしくないよ。当たり前だけど。 お母さんは健康な体で生んであげられなかったと思ってたみたいだけど、生まれつきの病気で52才だよ。しかも何度か心臓が止まるほどの危機さえ止まってない。 見た目より強くできてるよ。 先月の4日やばかったよね。 カニューレがつまり俺は気を失った。 お母さんがただ事じゃないのを察知してベッドから来てくれて助けてくれたね。 気がつくと驚いた顔のお母さんがいた。 お母さんの必死の吸引で塞がってたものがとれかすかな自発呼吸で俺は意識が戻った。 あっけにとられたお母さんは呼吸器をつなぐのさえ忘れ意識が戻った俺を見て安心していたね。 呼吸器と俺が合図すると我に返り慌てて呼吸器着けたね。 あのまま終わってても俺は悔いはなかった。 でも助けられた。助かったと言うことは俺が何かをやれとかやれるとかそんな感じかなとも思えた。 お母さんがなくなる10日前の出来事だから俺を助けるために帰ってきてたんだね。 先日友がお母さんに電話で言ったように夢を叶えるべくやり始めるよ友と。 でもこの友が夢が素晴らしすぎて俺いくつまで生きてりゃそれ見れるんだよっ。 友よ小さな事から広げていこうぜ。 しかしコロナのせいで小さな事も難しいね。 お母さん無茶な話だけど投資家紹介してよ。 お母さんの味の店作りたいんだよね。 お母さんの味を知ってる人は皆言うよ優しい味だったって。 お母さんの料理には俺のアイデアもいくつか入ってるやつあるんだよね。 いろんな人に食べさせたい。 夢がすこし動いたらまた報告するよ。 042

042 YouTuber(2020)

2020年11月13日(金)にYouTubeチャンネル 『みねちゃんねる』 をはじめました。 2019年あたりオリンピック前にオリンピックの歴史を調べだし、戦争のことなども調べたりしてるうちに江戸時代まで遡ることにしました。 さすがに戦国時代は面白いけどこの時代は詳しい人も多いので手を付けるのを止めました。 始めは書いた物を投稿サイトに投稿するつもりが、はやりのYouTuber見てたら文章の投稿より動画だなと思って動画作ることにしました。 しかし作の大変。 歴史、映画、アニメ、グルメ、家電、など色んな話題を投稿していく予定です。 041   043

041 脳梗塞(2018)

2018年1月21日 日曜 朝目覚めると目がおかしいことにすぐ気づく。 モニタ右側がかけて見える。 モニタを遠ざけないとモニタの全体が見えない。 おかしいなあと思いながらもゲームをしようとすると、ゲームの進め方がわからない。 この辺をクリックしてたよな見たいなあやふやな記憶。 こりゃ目がおかしいだけじゃないぞとなった。 母に目もおかしいけど頭もおかしいと伝えた。 現在、気管切開していて声が出ないため難しい口の動きは伝えられないため簡単な言葉になっている。 俺のかかりつけの専門病院は県外にあり、救急車はなかなか県外へは行かない。 日曜でもあり検査を受け入れる病院も難しいため月曜を待つことに。 自己分析で手足のしびれはなく頭痛もないのは自覚していた。 視覚も記憶もあやふやなのでなんとか迷いながらもビデオ再生してビデオを見た。 二日目も相変わらずの認知機能低下状態。 訪問看護師や呼吸器メーカーにも来てもらい救急車で検査へ。 すぐにCTを撮って頭に少し水がたまってるけど大丈夫と家に帰された。 自宅で点滴を打って様子を見てとかも何もなし。 認知機能の低下があるという話は聞いていたのか? なんとも恐ろしい話だ。 また県外の専門病院へ相談。 後日入院することに。 三日目になるとなんとなくゲームの手順を思い出してきた。 このとき今どう見えているのかとか、認知機能がどんな感じかというのをノートパソコンで入力して見せた。 CTを撮るとCT画像からもおっしゃってる症状からも脳梗塞で間違いないでしょうとのこと。 1月26日までずっと点滴。 一週間以内に再発するケースもあるらしくここは我慢して点滴。 点滴が終わり、8ヶ月ぶりくらいに体重測定。 ・・・・・・ななななにーである。 6キロほど増えてる。脳梗塞の引き金はこれだったか。 また二度、日を開けてCTを撮ったら日を追う毎にCTの影は小さくそして薄くなって行ってた。 10日ほどの間に4回もCT撮るので被ばく量は大丈夫か聞いた。 重病の人は検査で10回くらい撮ることもあるという。大丈夫ですと。 東北の震災の時、テレビで CTに換算すると・・・みたいな例え方をしていた記憶があり意外とCTって被ばく量多いのかと思ってた。 2月3日退院間近になって39.8度の高熱。

040 しゃべらない生活(2017)

気管切開をしてからしゃべらない生活が始まった。 退院してから直ぐ、意思伝達装置(パソコン)を申請した。 このパソコンは日立の「伝の心」というパソコン。 http://www.hke.jp/products/dennosin/denindex.htm しゃべられなくなったので、この伝の心の登録した文字の読み上げ機能を使って用事を頼んだりしています。 このパソコンは、登録した文字の読み上げ、学習リモコン、メール、ネットサーフィンがワンクリック操作でできるようになっています。 細かい設定作業は普通のキーボード操作が必要です。 俺が利用してるのは、用事を頼むのとリモコン操作を伝の心で行っています。 伝の心操作解説 https://www.youtube.com/watch?v=l8_wotYvcoI メール・インターネット・LINE・ゲームなどは元々使っているパソコンで行っています。 伝の心の開発歴史 https://www.youtube.com/watch?time_continue=818&v=QzvLvH-38Vc https://www.youtube.com/watch?time_continue=970&v=0dfSXGj5P-U まぁこういう機器を使用して何とか必要最小限の意思伝達はできています。 ALSの方や言語障害の方など俺より意思伝達が難しい方も多いです。 しゃべられなくなって感じたのは、やっぱり孤独感。 例えるなら存在感の薄い転校生になった感じ。 周りに人はいるけど話しかけることも、かけられることもない。 言いたいことがいえなくなるというか少なくなる。 周りの会話にツッコミを入れられない。 どんどん言いたいけど入力が面倒。 伝えたいことの何割かしか伝えられない。 頑張って文字入力すればいいじゃんとか思うかもしれないけど、会話ってテンポだったりニュアンスだったりとかは文字入力では埋められない。 しゃべらないと言うことは会話すべてがデジタルなのだ。 つまり、目の前の人に用事を頼むのにメールを送るのと同じ文字入力が必要。 時にはちょっとしたことでも二度三度のやりとりを文字入力。 結構疲れる。文字入力に休みはない。 文字入力が大変なので家族との会話も少なくなる。 家族とそ

039 気管切開(2017)

2017年1月、呼吸困難で入院。 直ぐに意識をなくし呼吸停止。挿管。 この挿管、昔は吸引の度に呼吸器を切り離して吸引していたけど現在は閉鎖式気管吸引になってて驚いた。これだと呼吸器を止めることなく吸引できる。 簡単に言うと動画ではわかりにくいけど、挿管カテーテルが二股になっていて吸引カテーテルが横から差し込めるようになっている。 吸引時、呼吸はしにくいが完全に止まってないので少しは呼吸できる。 陰圧をかけながら蒸留水を注入し、吸引カテーテルの内面を洗浄するという作業、手際が悪いとちょびっと蒸留水が気管に入ったりする。 たぶん蒸留水を吸いきる前に蓋をすると蒸留水が逆流する。 https://www.kango-roo.com/sn/m/view/256 小さい時からずっとだけど、血管が見えない綺麗なお肌なんです(^_^) もう病人には最悪。なぜなら採血や点滴など血管が見えないから。 とうとう人生初の鎖骨の所からの点滴をした。 これまであまりお目にかかったことなかったので知らなかったけど結構大がかり。 簡単に説明すると、メスで鎖骨の所に切り目を入れてそこに細いカテーテルを心臓近くの太い静脈に挿入してきちんと入ったかレントゲンで確認。 この施術は約30分くらいで終わり軽く部分麻酔もあるので普通の点滴より痛くないような感じすらあった。これが普通かなと思っていた。 これを中心静脈栄養法と言うそうだ。 二週間後くらいに身体の中にある点滴カテーテルの入れ替え。 主治医が研修医を連れてきてこうやってこうやってこうみたいな説明をして任せて出て行った。 三度の抜き差しとレントゲン確認。ようやく終わったの90分後だった。 もう勘弁してくれよと思ったけど挿管してるので声は出ない。 経験が少ないと難しい作業のようだ。 状態も少し安定してきたので一般病棟に戻ることに。 一般病棟に戻る時に気になる言葉を聞いた。 ちゃんと吸引できるナースを付けるから大丈夫ですよ。 一般病棟には重病患者は少なく挿管や気管切開の患者などいない。 おいおい不安しかないんですけど。 ICUの看護婦さんは重病患者ばかりなので普通に吸引はできる。 一般病棟に移り一度だけ吸引がうまくできない看護婦さんが一人いた。 相当痰が溜まって苦しいのだけど痰が吸引できない。

038 呼吸停止(2016)

イメージ
2016年12月末、呼吸がおかしくなった。 息が半分くらいしか吸えなくなった。なんか半分くらい吸ったところで何かが詰まって吸えない感じ。 何度か咳き込んだら元に戻った。何か嫌な感じはしたけどまぁ元に戻ったからいいかと思っていたけど。 2017年1月13日、また息が半分くらいしか吸えなくなった。 咳き込んでも元に戻らない。息苦しさが増していく。 ちょっとヤバイ感じなので救急車で病院へ。 レントゲンや血ガス検査などするけど肺炎でもないし血ガスも悪くないと言うことで家に帰された。 息が半分しか吸えないので相当頑張って息してるのに帰されるとは。 家に戻ったらますます息がしづらくなってきた。 呼吸音がヒューヒューと音がするようになってきた。 往診の先生に診てもらう。もともとたまにヒューヒューと音がする事があった。 それが息が半分しか吸えない上にヒューヒューと音がする。 喘息症状のような感じなので気管拡張の喘息の薬(吸入)を試すが効果なし。 マジでやばくなってきた。 再度病院に受け入れてもらうよう電話をしてもらった。 症状が重くなってきてるので追い返さないよう念を押してもらった。 そして再び救急車で病院へ。 入院して点滴。息をするのがやっとで飲み食いができなくなっていた。 すげー濃い痰が出るようになってきた。 酸素の値が下がってきた。 母の頑張って息をしないと酸素の値が下がってるよという声が聞こえた。 その後直ぐ気を失った。 母の話によると その時ナースがそばにいて呼吸が止まりましたとなり 麻酔科の先生が駆けつけ挿管。 呼吸停止から挿管まで数分はかかる。 心臓が止まる前に挿管が間に合ったそうだ。 覚悟してくださいと言われたそうだ。 気がついたら一般病棟からICU。 ちょうどチンチンに尿の管を挿されてるところだった。 まだ意識が戻ったばかりであんまり痛くない。 挿管されたのは二度目なのでだいたいは把握できてたけど改めて母に聞いてみた。 口パクでどうなった?と。 まさか死にかけていたとは。でも弱って弱って死ぬ時って急に息が詰まって死ぬよりは楽なんだなと変な納得をしていた。 その後直ぐにドクターに挿管の管が少し浅く刺さっていると言った。 半年、挿管していたことがあるからベストポジションはよく知っている。