039 気管切開(2017)

2017年1月、呼吸困難で入院。
直ぐに意識をなくし呼吸停止。挿管。

この挿管、昔は吸引の度に呼吸器を切り離して吸引していたけど現在は閉鎖式気管吸引になってて驚いた。これだと呼吸器を止めることなく吸引できる。
簡単に言うと動画ではわかりにくいけど、挿管カテーテルが二股になっていて吸引カテーテルが横から差し込めるようになっている。
吸引時、呼吸はしにくいが完全に止まってないので少しは呼吸できる。
陰圧をかけながら蒸留水を注入し、吸引カテーテルの内面を洗浄するという作業、手際が悪いとちょびっと蒸留水が気管に入ったりする。
たぶん蒸留水を吸いきる前に蓋をすると蒸留水が逆流する。
https://www.kango-roo.com/sn/m/view/256

小さい時からずっとだけど、血管が見えない綺麗なお肌なんです(^_^)
もう病人には最悪。なぜなら採血や点滴など血管が見えないから。
とうとう人生初の鎖骨の所からの点滴をした。
これまであまりお目にかかったことなかったので知らなかったけど結構大がかり。
簡単に説明すると、メスで鎖骨の所に切り目を入れてそこに細いカテーテルを心臓近くの太い静脈に挿入してきちんと入ったかレントゲンで確認。
この施術は約30分くらいで終わり軽く部分麻酔もあるので普通の点滴より痛くないような感じすらあった。これが普通かなと思っていた。
これを中心静脈栄養法と言うそうだ。

二週間後くらいに身体の中にある点滴カテーテルの入れ替え。
主治医が研修医を連れてきてこうやってこうやってこうみたいな説明をして任せて出て行った。
三度の抜き差しとレントゲン確認。ようやく終わったの90分後だった。
もう勘弁してくれよと思ったけど挿管してるので声は出ない。
経験が少ないと難しい作業のようだ。

状態も少し安定してきたので一般病棟に戻ることに。
一般病棟に戻る時に気になる言葉を聞いた。
ちゃんと吸引できるナースを付けるから大丈夫ですよ。
一般病棟には重病患者は少なく挿管や気管切開の患者などいない。
おいおい不安しかないんですけど。
ICUの看護婦さんは重病患者ばかりなので普通に吸引はできる。

一般病棟に移り一度だけ吸引がうまくできない看護婦さんが一人いた。
相当痰が溜まって苦しいのだけど痰が吸引できない。
もうほんの少しカテーテルを奥にいれるとうまく吸引できるのだけど、吸引できないので少し様子を見ましょうかという。
いやいやそんなことしたら死にますけど。
違う看護婦さんに吸引してもらって助かったけどやはりうまくできない人もいる(-_-;)

2月2日気管切開することに決まった。
麻酔で寝ている間に約30分くらいで手術は終わるそうだ。

手術は予定通り終わった。手術室をでる時に目が覚めた。

2月9日ようやく食事再開。重湯からだったかな。

2月20日に大阪の専門病院へ転院が決まった。
こちらの病院は緊急の受け入れなのでできるのはここまで。
大阪への転院は民間の救急車で自費。結構高い。

2月22日、転院して直ぐ熱が39.6でた。
鎖骨からの点滴から感染したという検査結果。
何度も抜き差ししてばい菌入ったな。
後日平熱に戻って良かった。

3月3日、今日で点滴終わるかと思ったけど終わらずだけど40日ぶりくらいのシャワー浴。

3月6日の夜、やっと点滴が終わった。

3月13日、退院までと退院後のサポートについてのカンファレンスがあった。
神戸から区役所の福祉課から4名、かかりつけドクターとナース、訪問看護2名、呼吸器メーカー2名、両親が集まった。
よく集まってくれたものだ。
こんなに集まったのは初めてだったらしい。
部屋が人で一杯になったらしい。
退院まで約2週間。親は吸引の仕方など覚えることがあり大変そうだ。

3月29日、なんと入院当初はサラサラ飲み物などは結構気管への流れ込みがあったのに昨日、今日と検査したら大丈夫だった。機能回復してた。
これはうれしい。

3月30日、退院。   
いつもの介護タクシーで無事我が家に到着。


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